当院は歯周病治療に力を入れています。
最近よく歯周病という名前をよくテレビなどで耳にしますよね。
我々歯科医の治療対象となる主な病気は虫歯と、歯周病の2つです。
今までの歯科医の治療は虫歯がほとんどでした。
歯周病は昔からありました。
多くの片は出血したり歯が揺れ始めて歯医者に行きますが、治療としてはせいぜい、
原因の歯石をとって、揺れている歯をもたせるだけもたせて、
だんだんぐらぐらしてきて、ぐらつきに限界がきたら抜いてしまう。
その後に、ブリッジを入れますが
ブリッジの土台となっている歯も歯周病になれば将来的には又抜いてしまう。
そしてどんどん歯がなくなってしまう。
最終的には入れ歯になってしまう。
という具合でした。
厚生労働省の8020運動により(80歳まで20本の歯を残そうという運動)
生涯なるべく自分の歯を残して死ぬまで自分の歯で咬もうという意識はゆっくりではありますが
少しずつ皆様に浸透してきました。
先進国の中で、歯を失う人の割合は日本が最高です。
又、失った歯の数が多い程、認知症になりやすいと言われています。
認知症のほとんどの方が総入れ歯なのです。
自分の歯でしっかり咬めない事によって、本来、顎の運動によって起こるはずの電気刺激が起こらず、
脳を刺激しない為に脳が萎縮していくと言われています。
当院では、初診時に、歯周病のチェックを必ず行います。
その結果によって、歯周病治療が必要な方は十分な説明を行い歯周病治療を進めていきます。
歯を支えている骨が重度に溶け、歯が上下にも揺れてしまう程、歯周病が進行している場合は
申し訳ありませんが抜歯を避けられる、もしくは抜歯する時期を遅らせる事ができるのであれば
早急に歯周病治療を始めます。 |