新橋・鈴木歯科医院は、本気で歯を治したいとお考えの患者様に対し、本気で治療させていただいております。

鈴木歯科医院/歯科診療科目

歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による根管治療
マイクロスコープとは「見る」ための「ツール」にしかすぎません。しかし「見る」が重要なのです。

「歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による根管治療」

当院では治療精度向上(特に根管治療において)の為にドイツカールツァイス社製の歯科用マイクロスコープを導入しております。現在日本の歯科医院におけるマイクロスコープ普及率は3~4%と言われまだまだ欧米に比べ普及していないのが現状です。

マイクロスコープが登場するまでは歯医者は肉眼では見る事が困難な10ミリにも満たない歯の根っこの奥深くを手指の感覚を頼りに根管治療していました。感覚だけに任せた治療は不確実な治療と言わざるを得ません。「見る」と「見ない」は全く違います。例えばお腹を開ける手術を見ないで行う事はあり得ませんし内視鏡や放射線技術が進み「見る」ことが出来る事によってお腹を切らずに内視鏡手術が行われるようになりました。

根管治療において「見る」ことで何がメリットなのでしょうか?

1:治療の精度が向上します。

肉眼では確認不可能な迷路のように複雑で細くて暗い歯の中を明るく照らして根の先端まで続く根管の入り口の場所、本数、形態を確認することにより治療の精度が向上します。

2:無駄な治療の時間をはぶく事が出来ます。

クラック(歯に入ったひび)や虫歯菌に感染した部分を確認する事で治療可能か不可能で抜歯が必要かの確実な判断をすることで無駄な治療の時間をはぶく事が出来ます。

クラックが入っていたり深くまで虫歯が進行していると通常の治療をしても治る事はなく、根本的に治すためにはクラックや虫歯に対して特殊な治療を行う必要があります。

3:歯の治らない原因を発見。

他院で治らず抜歯と言われた歯の治らない原因を発見する事が出来れば、
もしかしたら抜かずに保存することが(抜かずに済むことが)出来るかもしれません。

4:歯の状態を知り、治療法を選択する情報を得る。

患者様本人がモニターで巨大な歯を見る事でどんな状態かを知る事ができ、
治療法を選択する情報となります。



右側にわずかにひびのようなものが見えます。
これはひびではなくイスムスという神経が走行している隙間です。
この位の細いイスムスはまず肉眼で見つける事は不可能です。
よく見ながらイスムスを除去していきます。
根管口と根管口を結ぶイスムスが見えてきました。
このイスムスを可及的に除去していきます。
イスムスを取り残してしまうとここが感染源となり化膿する可能性が高まります。
クラック(ひび)が見えます。
もしこのまま肉眼で見過ごし、対応した処置をしないで治療を終了すれば
近いうちに化膿して抜歯になる可能性が高くなります。
基本的にクラックの入った歯は抜歯ですが、
これらの歯は特別な処置を施し経過観察しています。
他院でずっと根の治療をしていても歯肉から膿が止まらなかった歯です。
よく歯を見ていくと髄床底に小さい穴が開いていて出血している事がわかりました。
虫歯菌に感染している部分(穴の周囲の歯質)を丁寧に除去、
止血しスーパーボンドで封鎖すると数週間で膿が止まりました。
ピンクの検知薬に染まった部分が虫歯菌に感染した部分です。
染まらなくなるまで除去したところです。虫歯を全て除去しました。
見た目はよくわかりませんが、よくみると黒っぽくなっている虫歯が見えてきます。
削っていくと虫歯が見えてきました。
虫歯を全て除去して白い材料で埋めて一回でこの虫歯治療は終了しました。


1:なるべく予約のキャンセルはないようにお願いします。

歯の治療は簡単な治療と思われがちで、予約日を簡単にキャンセルしたり忘れる方が時々いらっしゃいますがマイクロスコープを使用するには知識や技術、特別な器材が必要であり一回の治療に時間とコストがかかり、また現在当医院では保険診療、自由診療(保険外)の区別なく多くの皆様に良い治療を提供するためにマイクロスコープを使用しております。

なるべく予約のキャンセルはないようにお願いします。(一時間の予約をキャンセルされますと他の方を診ることが出来た貴重な一時間を無駄にしてしまう事になります。)

もちろんキャンセルはできますので、その際は可能な限り早めの連絡をお願いします。

2:治療の時間、回数がかかる場合があります。

マイクロスコープを使用する治療には正確に緻密に処置を進める必要があるため治療の時間、
回数がかかる場合がありますのでご了承下さい。

3:抜歯をおすすめする場合があります。

マイクロスコープはとても便利な機器ですが万能な治療器具ではなく治療を補助するツールにしかすぎません。すべてのケースでパーフェクトな治療が保証されるわけでもなく歯を抜かずに済むわけでもありません。むしろクラック(ひび)が発見されることで抜歯をおすすめする場合があることをご了承下さい。

4:保険適応ではない良質な材料、治療法をすすめる場合があります。

マイクロスコープを使用しどんなに精密で丁寧な治療をしても質の悪い材料、治療法で処置を施せば最終的にはあまり良質な結果にならない場合(治療した歯が長持ちしないで早期に抜歯になる)があります。少しでも歯を長持ちさせるために保険適応ではない良質な材料、治療法をすすめる場合があります。

根管治療をしているということは神経がなく多量に歯を削っているために歯は既に弱くなっています。歯は出てきた時から大きさは限られており削れば削るほど残っている歯質を失い抜歯へと向かいます。われわれの仕事(治療)は感染した歯質を削って除去する事であり、ある意味治療すればするほど歯は抜歯になる確率が高くなるという事です。

したがってしっかりとパーフェクトに近い治療を終えた後は再治療をしないのが一番なのです。神経を失った歯はある程度の費用をかけて(保険適応外の材料、治療法を考慮し)でも再治療をしないで長持ちさせることをおすすめしております。もちろん選択は患者さま次第です。

5:根管治療の際に必ずしもマイクロスコープを使用するわけではありません。

根管治療の際に必ずしもマイクロスコープを使用するわけではありません。
使用するかしないかはその時の状況により決めさせて頂きます事を御了承下さい。

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